子供の口の発達

子供は離乳食を通して「食べる」ことを覚えていきます。食べ物を見て認識すること、口に入れること、噛むこと、飲み込むこと、消化すること・・・自分で食具を使って「食べる」流れを経験して成長していきます。そのためには子供の発達(口や手)に合わせた食事形態や食具を提供することが大切になってきます。

👶初期(5~6ヵ月頃)

🌱発達:

・口👄を閉じて飲み込めるようになる

・舌👅は前後に動く(母乳やミルクを飲む込む舌👅の動き)

・下唇にスプーンをのせ、唇が閉じてからスプーンを拭く→自分の唇を閉じる練習になる。

🥄食形態:

・固形物をつぶせないまま飲み込もうとすると、おぇっと吐き出す様子が見られるかもしれませんが毎日の離乳食で練習していくことが大切です。だんだん上手につぶせるようになってきます。

👶中期(7~8ケ月頃)

🌱発達:

・舌👅と上顎でつぶす

・舌👅は上下に動く

🥄食形態:

固さ→親指と人差し指でつまみ力を入れずに潰れるくらい(豆腐・プリン位)

大きさ→3~5㎜

👶後期(9~11か月頃)

🌱発達:

・歯茎でつぶす

・柔らかめのものを手づかみして前歯でかじりとる

・コップで飲めるようになる

・手づかみ食べを始める

※口に入れる量の調節は大人が介助する

🥄食形態:

・固さ→親指と人差し指でつまみ、少し力を入れると潰れるくらい。

・大きさ→5~8㎜程度(柔らかく煮た根菜類は1㎝程度がつぶしやすい)

・手づかみできる食材を取り入れる(柔らかい野菜やパンをスティック状にしたものなど)

※食材の形や感触を手のひらで触って覚え口へ運ぶ練習をする。

👶完了期(12~18か月頃)

🌱発達

・自分で食べようとする(手づかみ食べ、スプーン食べの両方がみられる)

・左右のどちらかの歯茎でかみつぶすことができる

・歯🦷を使って食べる

・口に食べ物を詰め込みすぎたりこぼしたりしながら一口量を覚える

🥄食形態:

・固さ、大きさ→柔らかめの一口大

・手づかみ食べが上手になる

・前歯で噛み切り一口量を覚えていく

・食具を使いたがる時は持たせてあげる

・自分で食べられるようになったら持ち方を教えてあげましょう。

・数回モグモグする様子が見られる

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